水管橋とは

水管橋の型式は、水管橋を単独で架設する「独立水管橋」と道路および鉄道などの橋梁に添架する「添架水管橋」とに大別されます。

独立水管橋
独立水管橋は、通水管を単独で架橋する「パイプビーム水管橋」と通水管に補剛部材を追設する「補剛水管橋」に分類されます。
 それぞれの主な構造形式と適用範囲を以下に示します。

  • パイプビーム水管橋
    構造形式 適用範囲
    単純支持形式 小スパンに適用
    一端固定
    一端自由支持形式
    単純支持形式に比べ
    長いスパンに適用
    両端固定形式 ごく小さいスパンに適用
    連続支持形式 長スパンに適用
  • 補剛水管橋
    構造形式 適用範囲
    フランジ補剛形式 小・中スパンに適用
    トラス補剛形式 中・長スパンに適用
    アーチ補剛形式 長スパンに適用
    斜張橋形式 長スパンに適用

水管橋形式選定表

  • 単純支持形式
    水管橋
    呼び径
    (A)
    支間長
    (m)
    50 5
    80 6
    100 8
    125 9
    150 9
    200 11
    250 12
    300 13
    350 14
    400 15
    450 16
    500 18
  • 一端固定
    一端支持形式
    水管橋
    呼び径
    (A)
    支間長
    (m)
    50 6
    80 8
    100 10
    125 11
    150 13
    200 15
    250 16
    300 17
    350 19
    400 19
    450 19
    500 21
  • フランジ補剛形式
    水管橋
    呼び径
    (A)
    支間長
    (m)
    50 7
    80 9
    100 9
    125 11
    150 11
    200 13
    250 16
    300 19
    350 21
    400 23
    450 24
    500 27
  • トラス補剛形式
    水管橋
    呼び径
    (A)
    支間長
    (m)
    50 40
    80 40
    100 40
    125 40
    150 40
    200 40
    250 40
    300 50
    350 50
    400 50
    450 50
    500 60